春を迎え、当院は狂犬病予防やフィラリア・ノミダニ予防の患者様がいらっしゃています。
幸いにも当院は予約優先制であり、事前のご予約にご協力いただいているため、
患者様同士の接触を最小限にすることができています。
また、受付にあるアルコール消毒器での手指消毒とマスク装着にご協力いただきありがとうございます。
コロナ対策コーナーのマスクは完売し、現在はインナーマスクのみ(限定7組)、アルコール綿はあと3個のみとなります。
マスク、アルコールともに入手できず今後の入荷の予定はありません。
アルコールジェル(270ml)があることもあります(不定期の入荷となります)。
すべて当院の患者様限定とさせていただいています。
さて、ペット保険最大手のアニコムから、「stay anicom」
「stay anicom」というサービスがスタートしたようです。
コロナウイルスに感染した人のペットを救うプロジェクトだそうです。
飼主が隔離・入院をする間、そのペットを無償で預かってくれます。
お預かりは、アニコムの獣医師を中心とした社員有志がお世話をしてくれるようです。
専用フォームから
申し込み→ペットを施設まで連れていく→アニコム施設で預かり
という流れのようです。
申し込み条件は、
「コロナに感染してペットを飼育できる状況にない飼主であればどなたでも申し込みできる」
と記載されています。
アニコムのペット保険に加入していない方でも大丈夫だそうです。
お預かりの場所は、東京近郊の施設を予定しているとのことです。
持病がある子は内服薬も飲ませてもらえるようです。
ペットを預かってもらえる施設に連れて行くのは、感染者や濃厚接触者以外との制約があります。
そのため、ペットを預かる施設まで連れて行ってもらえる方を、今のうちに探しておいた方がいいかもしれません。
そして、アニコムの施設でペットちゃんを預かってもらう際には、特にアニコムの方での制約はないのですが、今のうちに準備しておいた方がいい点が2点あります。
①混合ワクチンの接種は1年以内かどうか
②フィラリア・ノミダニ予防薬の準備はできているか
預かりの施設となると、他のペットもいることになりますので、
①と②は必ず事前に準備しておきましょう!
また処方食を食べている子は持っていく必要がありますので、
お手元に多めにストックしておいた方がいいでしょう。
ニューヨークのトラからコロナウイルスが検出され、中国では猫での感染が確認されたとの情報もあります。
現在のところ、論文がなく、はっきりとした証明された事実はないのですが、
犬猫の感染の可能性は考えていく必要があると思います。
当院の患者様からも、もしコロナウイルスに感染して家族が入院してしまったら、ペットちゃんはどうしたらいいのかという問い合わせをいただいています。
当院をはじめ、多くの動物病院では、完全な隔離ができる施設を持っていません。
そのため、このアニコムのペットお預かりサービスは、希望の光になると思います。